ライター・専門家（士業・監修者）とメディアをマッチング！ライティーチ

前回の記事では記事の作成目的をお話ししました。
この記事では、その目的を念頭に置いた上で実際に記事を執筆する手順について学びましょう。

記事執筆の流れ

記事を執筆する際の手順は以下の通りです。

1.　事前情報を頭に入れる

あなたが執筆する記事はどういったサイトに掲載されるのか、メディアのテイストやターゲット、執筆マニュアルを把握しておきましょう。
執筆前に、メディアの既存記事や執筆マニュアルの内容を頭に入れておくことは、記事の軸をぶれないようにするために重要です。

また、ターゲットによって適切な伝え方や、構成に入れ込むべき内容が変わります。
例えば、女性向けの美容メディアで多く見られる「〜ですよね。」等の共感言葉を語尾に持ってくる手法は、企業向けの人事労務メディアなど比較的硬いパブリックなメディアには適していません。

2.　そのキーワードで検索してみる、人に聞いてみる

提示されたキーワードで実際に検索をしてみましょう。
検索上位に表示されているサイトは、ユーザーニーズに合っていると評価されている内容です。
上位表示されている競合サイトを参考に、情報を追加したり、更新したりといったことが重要です。

またYahoo!知恵袋などのサイトを使用すると、キーワードを検索するユーザーの心理状況がつかみやすくなります。
知人からのヒアリングなどでリアルな情報を集めることも非常に有効です。
オンライン・オフラインを使いこなし、見込み客のリサーチを行いましょう。

3.　関連キーワード（共起語、サジェスト）を調べる

そのキーワードで検索した時に、検索結果の一番下に出てくるものが関連キーワードです。
これを見ると、ターゲットが知りたい内容が見えてきます。
この関連キーワードは見出しに入れると効果的です。
ただし、テクニック的にとにかく数多く入れるのではなく、必要であるとあなた自身が判断した情報を入れてください。

関連キーワードの検索にはGoodKeyWordなども使用できます。

4.　キーワードを元に、想定される読み手のニーズを考える

事前リサーチや関連キーワードを元に、「誰が」「なぜ」記事を読んでいるのかを導きだします。
「なぜ」から読者の悩みを想定し、その悩みを解決するために必要な情報をリストアップします。

ターゲットを深掘りする段階ですね。
必要なコンテンツ、潜在的に求められているコンテンツを書き出しましょう。

5.　構成を考える

以上の工程を元に、構成を考えていきます。
解決できる情報を読者が理解しやすい順番になるよう並び替えます。
Wrieeeachではここまでの工程を記入するための「コンテンツ制作シート」というものを作成・活用しています。

　★コンテンツ制作シートの雛形はこちら（現在準備中）

この並び替えた情報が目次になると考えてください。
それぞれの情報に適切な見出しタイトルをつけていきます。
見出しが必要な理由は2点あります。

1. 読者が、この記事に書かれている内容を理解しやすくなるから
2. 検索エンジン側（クローラー）が理解しやすいから

見出しタイトルをつける際は、目次の時点で答えを提示するタイトルにはせず、冗長的な表現を避けましょう。
直帰率の上昇や読了率の低下につながります。
「〜のポイント・コツ」など、内容は予想できるが、詳しく読みたいというタイトルにします。
また目次の時点で、見やすさとこの記事で何が得られるかがわかるタイトルを目指します。

6.　本文を書いていく

構成案を元に実際に文章を執筆していきます。
解決できる情報を書くために具体的に必要な情報を調査しながら進めましょう。

構成の順番は、

リード文：序文。共感を呼び、記事へ引き込む文章。どういう内容の記事か。

各見出し：本文

まとめ文：記事全体の統括。クロージング。

が基本です。

7.　タイトルをつける

タイトルを付ける際はキーワードを含めるようにし、28字程度にまとめます。
こちらについてはまたSEOの解説記事で触れますね。

ポイントは主要となるキーワードはなるべく左寄せで入れること。
冗長的な表現は避け、 読み手のニーズと読んだ後の潜在的なニーズを高めるタイトルをつけましょう。

8.　最終確認をし提出する

執筆した文章を読み返し、最終確認をした後、ご提出をお願いします。
まずは自分の目でしっかりと推敲することが、ライティング力の向上には必須です。

■推敲ポイント

• 誤字脱字はないか
• 文章の流れや章立ての順番はおかしくないか
• 「です、ます」調や表記は統一されているか
• メディアにマッチした内容になっているか
• リード文、本文、まとめの内容が一貫しているか
• 執筆マニュアルに対応した内容、形式になっているか
• 内容には根拠があるか、データを用いて確実な情報を入れているか

まとめ

まずは基本の流れに沿って、何度も書いて修正をしていくのがライティング力向上の近道です！
分からないところはWriteeeacherにすぐご相談ください！